転勤族と転校族

投稿日:2023年6月11日

私は海自入隊以来、十数回の転勤を経験してきた、同じく妻も私の単身赴任を除き転勤についてきた

二人の子どもは転校を繰り返した、小学校3~4校、中学2校、高校2校の立派な転校族だ

私も妻も転校は未経験、転校する子どもの気持ちがわからない
子どもが高校卒業までは家族一緒をモットーに全国行脚の旅を重ねた
もしそれがないと家族が壊れる、語る家族がいなくなると危惧したからだった!

この歳になり、生まれ故郷に住み、同級生達と時々会いながら雑談、8割が故郷定住組だ

転勤の話をしてもなかなかわかってもらえない
全国旅行出来てと羨やましがられる次第だ

その論法でいくと、子ども達の転校の苦労、辛さ、繰返した別れの悲しさなどわかってやれなかったと今さらながら自戒の念が心をよぎる

息子夫婦も転勤族、二人の孫は転校族、息子は転校族経験者だ、3年間の外国転勤は私も想像がつかない
子や孫の方が私より経験値は高い!

経験したことがないないことは察することができない、想像するだけだ・・・

この先老いることは未経験で、ただ想像するだけだ

読む、書く、聴く、話す、

動く、笑う、涙す、怒る

五感と五体を慈しみながら
ほどほどに、徒然に、分なりに 生きてみようかな!

小説「春に散る(沢木耕太郎)」に初老の男達の最後の心意気を学びたい?

記 北公民館ジェントルマン喫茶常連客 福森芳郎

カテゴリー:おん野の滴

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