残り時間について考える
投稿日:2023年2月10日
将棋での残り時間、
先日の棋王戦第一局、勝った藤井五冠は四時間のうち
10分、負けた渡辺棋王は3分だった
将棋のことは深くは知らないが、藤井五冠の二時間の長考や一秒での速指などを観ると、盤面の駒取りの闘いと共に残り持ち時間の闘いが大きいのだと感じる
その意味で考えれば、残り時間は盤面の闘いと同じぐらい投了のタイミングを図る大きな要素となる
しかし投了とはうまい言葉だ、駒を投げ出し闘う意志がないことを証明する、
負けでもなく、敗戦でもない、投了は終戦と同意語なのだろうか?
投了は負けた方が先手を取り、自ら敗けを宣言する
王の首が取られる前に!
人生に投了はあるのだろうか?
人生という盤面での、自分の意志でする投了は自殺と同じことなのかな?
捲土重来という次の闘いが待っているという意味でいえば少し違うのだろう
将棋で凄いのは、闘いすんで日が暮れての棋譜の振り返りだ、盤面を寸時にあの局面にフードバックしながらの反省会、見事な作法と能力だ、
見習いたいものだ!
私などは負けたラグビー試合グランドから早々と去り、思い出したくもないタックルミス、敗因など忘れようと焦るのに!
最近感じる、残り時間が少なくなってきたとの寂寥感は確かに強くなる
まだまだそれなりに持ち時間があり、その活用についてあれこれ考える自分でありたいと自分を鼓舞する
詰め将棋の最後の一手、
王手・飛車とり目指して?
記 北公民館ジェントルマン喫茶 常連客 福森芳郎
カテゴリー:おん野の滴