令和元年度 岡山地区社会福祉協議会視察研修旅行
投稿日:2019年12月9日
令和元年度 岡山地区社会福祉協議会視察研修旅行
令和元年12月9日(月)に大阪市住之江区社会福祉協議会と交流し、住之江区の福祉のまちづくりの研修しました。
住之江区には全国2600の住吉神社の総本山「住吉大社」が鎮座しています。住之江区は住吉大社祭りを住民の協力によって盛り上げるパワーによってまちづくりが進んでいる地域だということです。
新幹線で新大阪まで行き、新大阪から貸切バスに乗って、先ず、住吉大社に行きました。
そこには住之江区の世話人が迎えに来ていて、いっしょにお参りし、その歴史と広大な住吉大社に圧倒されました。
住吉祭の象徴
かつて住吉祭には「大阪一を誇る大神輿」が渡御していた。今では、その存在を知る人は少ない。大神輿は実際に舁かれる神輿の中では最重量を誇り、かつて摂津・河内・和泉の三国一の大祭として名を馳せた「住吉祭の象徴」であった。
この大神輿は明治14年(1881)7月31日に奉納された。住吉大社では明治11年から12年にかけて式年遷宮が実施されており、その奉祝として大神輿新調奉納が発起されたものと推察される。昭和初期の新聞には「目方700貫」と書かれる実に巨大な神輿である。
明治・大正・昭和と住吉祭で渡御していたが、昭和16年、戦争の世相によって大神輿の渡御が中止される。戦後再び舁き出すことも度々願われたが、昭和36年以降は渡御そのものが車輌列になり、舁かれることなく現在に至っていた。
平成17年に人力による神輿渡御が45年ぶりに復活。10年が経過し神輿会会員の熱意と地域の関心も年々高まるなか、永年眠り続けていた「大阪一の大神輿の渡御を復活させる事が住吉祭の真の復活」との声が挙がってきた。
しかしながら老朽化した大神輿は舁き出すこともままならず、住吉祭の折に展示するに留まっていた。「神輿渡御復活10年を契機に大神輿を復活させ、更なる住吉祭の発展を願いたい」との地域の強い要望は住吉大社を動かした。平成25年、大神輿修復が決定される。
大神輿の復活は住吉祭の復活であり、すなわち祭を支える地域住民の隆昌の極みである。大阪に「魂揺さぶる祭り」が復活する。
カテゴリー:御野地区社会福祉協議会