吉備津神社七十五膳据神事
投稿日:2019年5月13日
吉備津神社七十五膳据神事
七十五膳据神事は当社にて春と秋に行われる大祭の献饌行事で、古くは陰暦9月中の申日に行われていた大饗会であります。備中の国内の諸郷から新穀をはじめとする産物を一宮である当社に献納し感謝するお祭りであります。
殊に江戸時代には一ヶ月以上にわたり歌舞伎芝居やその他の興行も行われ賑わいを極めておりました。明治時代になると5月13日、10月19日の春・秋二 度斎行されるようになり、昭和46年からは多人数を要するため、5月と10月の第二日曜日に斎行しております。
現在では300メートルに及ぶ廻廊の端にある御供殿(ごくうでん)という建物に大祭の世話人の方十数人が集まり、七十五膳やその他の神饌、神宝類、奉供 物を前日までに準備いたします。膳の形は御掛盤・平膳・高杯・瓶子など種類がありますが、どれも黒漆塗りの立派なものであります。それぞれの膳には春は白 米、秋は玄米を蒸して円筒形の型にはめて作った御盛相(おもっそう)を中心に鯛や時節の山海の珍味で四隅をはり柳の箸がそえてあります。
小忌衣(おみごろも)を身にまとった奉仕者が、御掛盤は二人一組で両側から捧げ持ち、平膳その他は一人で捧げ持ち順番は並び行列をつくります。百数十人 の長い長い奉供行列は多数の見物客の見守る中、御供殿から粛々と廻廊を進み南随神門につくと一旦立ち止まり、宮司が随神門の神に祝詞を奏上します。そして 再び進み御本殿前に到着すると、そこで待機中の伝供役が奉供者が持ち運んできた神膳やその他の供物を受けて御本殿内部の祭員に渡し、祭員は所定の場所に是 を献供いたします。この日ばかりは広い本殿内部も神膳やお供物でいっぱいに埋まってしまいます。
吉備津神社
七十五膳据神事
巫女舞
途絶えていた巫女舞 2時間程度の練習を8から9回実施(皆さん上手に舞えました)
十二単着付け
平安絵巻のような十二単のお服上げを見る事ができました。日本の朝廷の伝統的な装束では複数の衣を重ねる事が基本また 十二単は20キロほどあり
重ねることが 負担にならないように一本のひもで着つけられている一枚着てヒモ結び もう一枚着たら前のひもをほどいて引き抜きまた 上からむすぶ
これを何度も繰り返す
スライドショー
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