伝統行事1(小正月)

投稿日:2022年1月17日

1月15日は「小正月(こしょうがつ)」

元日に年神様をお迎えする行事を「大正月」と言います。それに対し「小正月」とは農作物の豊作や家族の健康を願う正月行事のことを言います。毎年1月15日が小正月です。もちろん2022年も1月15日です。(14日に行われる地方もあります。)昔は旧暦を採用しており、満月から満月までを1か月としていました。1月15日は1月最初の満月の日にあたり、めでたい日としていました。その名残りが小正月なのです。お正月の行事が続き、忙しかった主婦が一息つける日なので、女正月(おんなしょうがつ)とも言われている地方もあります。

我が家の近所ではささやかですが14日午後に、玄関に飾っていた正月飾りや鏡餅の裏白等を母谷川の土手に皆で集まって一緒に燃やし、煙を浴びて1年の無病息災を祈ります。近所の庭には蝋梅が咲き始め、柊が真っ赤な実をたくさん付けていました。

どんど祭り

1月15日は正月飾りや書き初めを燃やす「どんど祭り・左義長(さぎちょう)」を行う日でもあります。どんと祭りやとんど祭り、どんと焼きと呼ぶ地方もあります。

地域ごとの名称

左義長:近畿〜北陸周辺

どんと焼き:東北地方

同祖神祭:長野県・山梨県

さいと焼き:静岡県

とんど焼き:関西地方

鬼火たき:九州

元旦にお迎えした年神様がその煙で、天上に帰る日とされています。1年の無病息災を祈りましょう。

どんど祭りは、まとめて燃やすこともあり、炎が上がりますが、この炎が高く上がるほどご利益があると言われています。

その火にあたると健康になるともされているので頭にかけることがあります。

このどんど祭りの火を使って焼いた餅や団子を食べると、その年が健康で過ごせるとされています。

詳細は日本の年中行事より

https://nihon-nenchugyoji.com/koshogatsu/

カテゴリー:ふるさとの花や生き物 里山保全会

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