山陽学園大学/山陽学園短期大学 新学長 毛利猛さんにインタビュー

投稿日:2025年7月8日

地域のエッセンシャルワーカーを育てたい

「地方の私立大学が頑張らないと」

操山の麓にある山陽学園大学/山陽学園短期大学。今年4月学長に就任した毛利猛さんはその言葉に力を込める。

少子高齢化が進み、地方の若者は進学・就職で東京に吸い取られていく。

そのなかで重要なのが、介護や保育、医療を担うエッセンシャルワーカーだ。

創設から約140年の山陽学園は、その育成を続けてきた。

生まれは1958年、浅口市。地元の高校を出て、京都大学で教育学を専攻して大学院に進み、高校教員を経て、香川大学教育学部で34年間教鞭をとった。

教員免許取得に必修の科目を担当していたので、香川県では「どの小学校に行っても教え子がいる」と顔をほころばせる。

山陽学園が平井に立地してから56年。地域での活動も根付いてきた。認知症予防の研究の一環での健康チェック、春と夏のプレイパークなど。

大学にも2018年に地域マネジメント学部が設置され、地域おこしをテーマにする学生も学び、真庭市や倉敷市玉島などでプロジェクトが進行中だ。

「津山市のように地方にありながら文化が高い地域がある。こういうところを盛り上げて行きたい」とも。

さらに、「公開講座やイベント参加などで。これからもっと地域連携を進めたい」と意欲を語る。

 元は女子のみだったが、共学化で1000人の学生のうち、約2割が男子だ。

 毛利さんの趣味は読書。朝、出勤前に1時間、重松清、あさのあつこなど岡山ゆかりの小説家の本や歴史小説を読んでいる。

 明るく前向きな学長のもとで、平井地区との協調が進みそうだ。

カテゴリー:行事

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