<シリーズ 平井にかける思い>大藤浩伸さん
投稿日:2024年8月29日
「みんなが帰ってくれるところへ」
大藤浩伸さん(66)
大藤さんは、昭和61年に田町から平井に移住した。仕事は天理教の教会。
父親がすみれ町内会の会長でもあり、市会議員に引っ張り出されて地域のことに関わるようになった。現在は町内会長でもあり、平井学区連合町内会で会計を担当している。
平井学区地域づくり会議は7年ほど前、岡山市の呼びかけで結成された。学区の地域活動団体や学校、園、PTA、連合町内会・単位町内会の代表、地域包括支援センターなどが参加している。
地域づくり会議の最初のテーマは、高齢者、とくに認知症の人たちの支援。それは「オレンジカフェ」という活動になった。
次のテーマは子どもたちの居場所づくり。成徳学校の協力を得て、操山の森の中で、春と秋に「プレイパーク」を開催。大藤さんはそのリーダーだ。常連も生まれて好評だ。
大藤さんは、平井について「市の中心にも近く、便利で住みやすい」という。しかし産業道路沿いの住宅地で、個性に乏しい面もある。
旧土手に沿った上平井、下平井はだんじりを押し立てて秋祭りを行う。現在275戸のすみれ町内会にも、そういうものが欲しい。そこで玉井宮のお札をもらって「子供みこし」を作った。
大藤さんの願いは、「外に出ていっても帰ってくれる場所にしたい」。もう一つは、今は高齢者が担っているボランティア活動を、若い人にもっと出てきてほしいということだ。
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