山陽学園大生が健康フェアを開催
投稿日:2024年7月12日
健康クイズや予防体操に挑戦
2024(令和6)年7月11日
「このイラストのどの段階からが糖尿病でしょうか?」「誤嚥性肺炎は岡山市の死因ランクの何番目でしょうか?」。学生からのクイズに頭をひねるお年寄りたち。
山陽学園大学とオレンジカフェひらいが共催する「健康フェア」が7月11日(木)、平井4丁目の東山公民館で開かれ、平井学区の高齢者らが山陽学園大学看護学部保健師課程の学生による2つの健康講座に参加しました。
第1部のタイトルは、「忍び寄る糖尿病!」~生活習慣病から身を守る~。壇上にはった大きなイラストを使って、5名の学生が糖尿病の仕組みや予防のための生活習慣の大切さをわかりやすく講義。糖尿病予防の食事について、塩分・脂質・糖質の年齢別摂取基準や食品に含まれる量を解説したパンフレットを配布して詳しく説明しました。
講義の合間には「隠れ糖尿病の人は日本にどのくらいいるでしょう?」「このおにぎり1個は何グラムでしょう?」などクイズを交えたり、生活習慣予防につながる体操(足踏み、上体ひねりなど)をみんなでやってみたりと、楽しい講座になりました。
第2部のタイトルは、「口から始まる健康長寿!」~誤嚥性肺炎を予防するために~。老夫婦の家を保健師が訪れるドラマ仕立てで、おじいさんの嚥下障害の話から始まり、誤嚥性肺炎とその予防の説明へと話が進みました。
予防はお口の手入れからと、パンフレットを見ながら歯磨きと入れ歯のケアポイントも説明。食前に行う嚥下体操は、椅子に座って深呼吸・肩回し・頬の運動など、みんなでやってみました。発声練習「パ、タ、カ、ラ」にも挑戦。最後に、レクレーションとして童謡「はとぽっぽ」の「パ、タ、カ、ラ」替え歌をみんなで歌い楽しみました。
健康フェアは毎年7月に開催していますが、看護学部の水嶋教授は「平井学区のお年寄りが健康で長生きしてほしいとの思いからと、保健師となる学生が勉強したことを地域の人に伝える力を学ぶ絶好の機会と考え、健康フェアを開催しています」と語っていました。
カテゴリー:行事