スポ少探訪「平井軟式野球スポーツ少年団」
投稿日:2023年12月10日
「上手下手は関係なし」
〜〜平井軟式野球スポーツ少年団
2023(令和5)年12月9日
冬空の下、旭川大橋に近い河原にあるグラウンドに子供たちの歓声が響く。
「もっと体を寄せて」「すくうように取れ」
シートノックの最中にコーチの指示が飛ぶと、子供たちは息を切らせて走り回る。
平井軟式野球スポーツ少年団は40年以上の歴史がある。
現在のメンバーは25人。一時は9人まで減って、存続が危ぶまれたが、「大谷効果」で最近は入団希望が増えている。
元々は平井学区のチームだったが、岡山市の南部にはチームがないので、対岸の福浜や甲浦からくる子もいる。女の子が2人いて、男女の区別はない。
30年以上指導している岡崎洋監督のモットーは「上手い下手で差別しない」だ。「下手な子でも、好きで頑張っているのを尊重したい。いい思い出になるのだから」と。
6年生の女子は、兄がやっていたので入ったという。
子供たちには、それぞれ「推し」がある。大谷はもちろん、岡山出身の山本由伸、ソフトバンクの柳田、メジャー挑戦した吉田正尚の名が挙がった。理由は「イケメン」だからと言う。
月謝は1500円で、ボールやベースなど共同で使うものの購入に充てている。
春夏は草が伸びるので、父兄も加わって草刈りをする。
市内には同様のチームが21あって、日曜にゲームの日が多い。春と秋に大会があるが、強さは中位という。
甲子園に出たOBはいるが、まだプロになった例はない。しかし、子供たちが夢を追う姿は清々しかった。
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