法善寺横町

①月の法善寺横町②お百度こいさん③浪花恋しぐれの三曲に共通するのは法善寺。小説『夫婦善哉』も法善寺横町のぜんざい店の名前。しかし法善寺横町には行ったことがない。

投稿日: 2023年7月9日

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「こいさんのラブコール」

「こいさんのラブコール」は1958年、やはりこいさんが出てくる「月の法善寺横町」が1960年、「お百度こいさん」も同じく1960年。谷崎潤一郎の「細雪」と「春琴抄」にもこいさんが現れる。山崎豊子「女系家族」はどうだったか […]

投稿日: 2023年7月9日

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“琴”のつく力士

名横綱の栃木山や千代の山の後に「栃」や「千代」のつく力士が多かったのは解るが、一番多いのは過去45名に上る”琴”力士(今年3月現在)。これは1973年に佐渡ヶ獄部屋から53代横綱となった琴櫻傑將の […]

投稿日: 2023年7月8日

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方向感覚

山の近くで育った人間は、生涯どこに住もうと、見慣れた山が脳内で自分の方向感覚の中心になっているという感じがある。昔、郊外の団地生まれだという知人が「街をあるきながら、自分の団地にあったのと似た給水塔が目に入ると何となく落 […]

投稿日: 2023年7月8日

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可視化する戦場

イラクの米軍兵士が戦闘を終えてテントに帰り、スマホで本国の妻と話し、画面でわが子のムービーを眺めるという映画のシーンがあった。2014年の『アメリカン・スナイパー』という映画だった。既に2011年にはホワイトハウスのモニ […]

投稿日: 2023年7月7日

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『兵ニ告グ』

戦前の日本では軍の命令はすべて文語体であったはずだが1936年に起きた2・26事件時の「兵ニ告グ」はタイトル意外は口語体だった。叛乱兵を宣撫するためにソフトさだったのだろうか。

投稿日: 2023年7月7日

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総理経験者

存命中の首相経験者は99歳の村山富一から65歳の岸田文雄までの10名。村山さん以外は全員が昭和生まれ。終戦時、陸軍軍曹だった村山さんだけが軍隊経験者。

投稿日: 2023年7月7日

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“サルベージ”とは

・サルベージアーミー(救世軍)・深田サルベージ(海難救助業)・サルベージ屋(ヤミ金関連)・テータサルベージ(ITお助け屋)

投稿日: 2023年7月7日

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和服の頃

昭和20~30年生まれは和服社会を知る最後の世代だと思う。昔の和服社会は歴史ドラマに見られるように小ざっぱりしたものではなかった。普段着は当然に洗い重ねられて色褪せていたし、特に男性の羽織などは日焼けして”羊 […]

投稿日: 2023年7月6日

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千姫

わが家は坂崎出羽守遺臣の家だという。もしかすると千姫様が大阪城を逃れるとき、主人、出羽守の後ろから千姫様のお尻を支えていたのかもしれないという妄想が働く。

投稿日: 2023年7月6日

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アキイエのアキ

初めて貸本屋に行って登録カードをつくるとき、名前の〃顕〃を店主が理解するのに時間がかかった。すると一緒に行った母親が「アキイエのアキです」と言ったら「ああ、アキね!」と一発で解決した。あれは戦前教育のどういう教養だっのだ […]

投稿日: 2023年7月6日

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努力

大半の親たちが間違っていると思えるのは、能力を持った子たちは放っておいても努力するが、持たない子はそれなりに先が見えるから努力しないという事実。教師はそのことをよく知っているが口にはしない。教育理念の根本にかかわるからだ […]

投稿日: 2023年7月6日

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ウィンブルドン

ウィンブルドンの季節になった。記憶をたどれば80年代にアイドル的人気のあったベッティーナ・バンジはアメリカ人だと思っていたがドイツ人だった。アメリカの穀物メジャーをブンゲと呼び、ドイツ人テニスプレーヤーがバンジと呼ばれた […]

投稿日: 2023年7月6日

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腹は借り物

落語ではすがりつく母親に向かって「ばばぁ、腹は借りもんだ。文句は親父に言え!」という息子がいたが、韓国やイタリアでこんなことを言うと、きっと社会的制裁を受けるのだろう。

投稿日: 2023年7月5日

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第七騎兵隊

湾岸戦争のニュース映像を見ると、”7th cavalry”と書かれた戦車が映し出される。第七騎兵連隊は現在も米軍に存続し、主力が歩兵機甲化してからも、第二次大戦、ヴェトナム戦争、イラク戦争とアメリ […]

投稿日: 2023年7月5日

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お世話になります

ChatGPTにプロンブトを渡す文例に、冒頭を「お世話になります」で始めるものが多い。機械とその作用を人格化することに違和感を持たない人がこの先も最先端技術を動かしてゆくのだろう。

投稿日: 2023年7月4日

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閉店売り尽くしセール

スーパーが「売り尽くしセール」をやってゐた。あんなものは在庫整理の便法で、売れればその分品が補充されるのさと言って、夕方行ってみると、店内の棚が見事に空になってゐた。

投稿日: 2023年7月3日

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歳をとること

海老せんをやたら食べなから「変だな、昼何を食べたのだろう?」と思ったが、まったく思い出せない。「あっ、とうとうその歳になったのか!」と頭が真っ白になり、昼以後の行動を考え続けたが、やはり思い出せない。いま考えると最初に入 […]

投稿日: 2023年7月3日

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断腸亭日乗

荷風『断腸亭日乗』を漫ろに読んでいたらもう昼に近い。元々「日記」と記されていたものを刊行の際『日乗』と改めたのは、成島柳北の『春声楼日乗』や『航西日乗』に倣ったのだろうことは内容から伺い知れる。柳北以前にどんな用例があっ […]

投稿日: 2023年7月3日

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蝶と蛾

昆虫のチョウ目とガ目は一致する。学問的な意味でチョウとガに明確な区別はない。夜行性のチョウもいれば、昼行性のガもいる。

投稿日: 2023年7月2日

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朝の鳩

雨の降る朝トイレに入るといつも目が合う鳩。晴れた日には来ない。

投稿日: 2023年7月2日

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モーニングサービス

先月死亡したベニシア・スタンリースミスが日本に来て間がないころ、朝食に行った喫茶店で「モーニングサービスにしますか?」と尋ねられて驚いたそうだ。英語のモーニングサービスは朝の教会に行って祈りを捧げることなのだそうだ。

投稿日: 2023年7月2日

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ウツボカズラ

夜になるとウツボカズラの周囲にはゴキブリが集まるようだ。今夜は仔ゴキブリが二匹いた。

投稿日: 2023年7月2日

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嵐の夜

昨夜のような嵐の夜に読むのにふさわしいのはポーの『メエルシュトレエムに呑まれて』だと思ったが、もうあの本は持っていない。

投稿日: 2023年7月2日

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アルプスの少女

『アルプスの少女ハイジ』(HEIDI)は人気アニメの原作だけに繰り返し翻訳されている。1920年の野上彌榮子訳、1925年の山本憲美訳、2015年の松永美穂訳、2021年の遠山明子訳。他に1954年の中村一雄訳もあり、こ […]

投稿日: 2023年7月1日

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佐々木敢一

佐々木敢一はマハロエコーズや独自のハワイアン活動もあったが、やはり彼のファルセットが十分引き出されたのはマヒナスターズ時代だと思う。https://youtu.be/6nd1SMtQL9Y

投稿日: 2023年7月1日

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征二や紘子

戦前、戦中に生まれた子どもには名前に〃征〃のつく人が結構いる(坂口征二みたいに)。あとこの時期に〃紘〃のつく名前も多めなのは、この時代のスローガン、〃八紘一宇〃から来たはず。ピアニスの中村紘子はこの例。

投稿日: 2023年7月1日

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朝まで生テレビ

通過中の豪雨の音で午前3時頃に目覚め、テレビの降雨予報を見たあと、『朝まで生テレビ』を観ている。テーマは「検証激論!岸田政治」、田原総一朗司会、片山さつき、小川淳也、谷合正明、乾正人、藤川みな代他。十年ぶりだが、真面目な […]

投稿日: 2023年7月1日

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ジャニー喜多川の・・・

「ジャニー喜多川の性的虐待」が暴露されて以来、後追いニュースが次々と出るのだが、話題の広がりほどには重大な結果にならないはず。1)ジャニー氏は既に亡くなっており、刑事罰の対象にならない。2)「男性の男性に対する強制性行」 […]

投稿日: 2023年6月30日

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フォークソング

60年くらい前に始まった日本のフォークソングは曲の完成度の低さを逆手にとった感じで、ブームの間中「何でこんな曲が?」と思っていたが、フォークの時代を経なければ、アリスや八神純子も中島みゆきも出なかったに違いない。

投稿日: 2023年6月30日

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