ヒロシマの報道 1

投稿日:2023年5月27日

1)
NHK「アナザーストーリー」を、知人が登場するというだけの理由で観た。
話は、広島の原爆投下により悲惨な影響に苦しむ人は今なお多く、その多くは加害者であるアメリカの現最高責任者を広島に招いて被害の実情を遺す原爆資料館を見せ、反省と平和への誓いを立てさせたいという運動があり、そのために、オバマ大統領の広島招致に努力した人物とその行動の経緯を映像で紹介したもの。
通常の「ヒロシマ」報道と違うのは、この番組では原爆被害による苦痛をもたらしたアメリカへの怨みが率直に述べられたこと。
戦争の動機は自他の得失の比較、つまり得られるであろう利益が損失を十分に補えるものという予測であるから、戦争には最初から何らかの損失(兵員、民間人の生命、財産の損耗)が見込まれている。
ヒロシマの場合は”原爆”という不確定要素の出現があったとも言えるが、その直前の東京他多数の都市への焼夷弾爆撃や沖縄戦の被害から続く何らかの大災厄は予測されるべきものだったはず、被災民間人約14万人が広島という狭い範囲に集中した点を除いては。(続く)

カテゴリー:未分類

SNS
検索
ページトップ