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  民生委員定例会

民生委員6月定例会 2006年6月16日  民生委員6月定例会 2006年6月16日

民生委員6月定例会 2006年6月16日  民生委員6月定例会 2006年6月16日

民生委員6月定例会が本日午後2時より午後3時まで,内山下コミュニティハウスで行われました。出席された方々は都合14名。活動報告に続きまして,本日は「こころの健康」について「認知症」の学習会ということで,岡山市中央保健センター保健士宮川さまよりご説明をいただきました。

岡山中央中学校生徒の活動
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山陽新聞 平成18年5月20日 掲載
 5月17日から19日までの3日間,中央中学校の二年生99人が西粟倉村で宿泊研修を行いました。農山村の暮らしを体験し村民らと交流を深めることが趣旨です。西粟倉村森の村振興公社では2001年から同中学校の農山村体験を受け入れ,今年で五回目。17日は駒の尾山山頂まで約5キロを登山。18日は班に分かれて農林業酪農体験。19日は全員で田植え。体験収穫の後,手料理を味わい多くのことを学び楽しみました。

西日本新聞熊本県 平成18年5月20日 掲載
 5月19日,中央中学校の三年生115人が国立ハンセン病療養所の菊池恵楓園(合志市)を訪れました。ハンセン病への理解を深めようという趣旨で,九州修学旅行のこの機会に行われました。二年生のときからハンセン病を総合学習のテーマとしていることから入所者の体験談を直接聞こうと企画されたのです。貴重なお話を実際に聞いた生徒たちは誓いの言葉を述べ,ハンセン病について勉強したことを,入所して64年になるという杉野さんの前で発表し,園内を見学しました。

(参照:山陽新聞 西日本新聞 スクラップノート)
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 認知症の正しい理解
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 「認知症」は,平成16年12月に厚生労働省により使われるようになりました。それ以前は「痴ほう」という呼び方でしたが,病気そのものを正しく表していないことから変更され,高齢社会では当たり前の病気になりつつある「認知症」について正しい理解をしているかどうか,参加されたみなさまも熱心にお話を聞かれていました。

 「認知症」は脳の障害による病気で,誰でもかかる可能性があるのです。脳に障害が起きると備えられていた知識や記憶や精神的能力が低下。日常生活に困難がことが増える病気です。約160万人といわれる日本国内の認知症高齢者。高齢者世帯の7世帯にひとりは認知症患者がいることになります。

 「認知症」は早期発見,早期治療,正しいケアを受ければ症状の軽減もでき,悪化を防ぐことができます。ただ,現在は一般社会で「認知症」の知識が不足していることから,発見が遅れる,誤った対応となり本人だけでなく家族も苦しむケースがあります。

 「認知症の種類」としては,”アルツハイマー型認知症”と”脳血管性認知症”があります。脳の神経細胞が死滅変形し脳が萎縮して機能が失われる”アルツハイマー型”は,ゆっくりと進行するため周囲の人が気づいたときには重症化していることが多いタイプです。脳梗塞など脳の血管障害などで脳への血流が悪くなり脳細胞が死滅して起こる”脳血管性”は,発作を繰り返すことで進行して手足の麻痺などの障害を起こすこともあります。

 身なりを気にしなくなった,外出や人と会うことが億劫になった,物忘れや名前が出てこなくなった,料理や車の運転ができなくなった,怒りっぽくなった,好きだったことの関心が無くなった,というようなことが現われたら,初期の認知症のサインです。見逃さないで,行動が見られたら早めに医療機関や岡山市の保健所へ相談することが大切です。

 暖かいコミュニケーションができると適切なケアがなされますから「認知症」でもその人らしさを持ちながら心身の力が引き出されることが明らかになっています。記憶障害が進行していく,しかし勘定やプライドは保たれる,そのことをよく理解して,本人の不安を取り除き,焦燥感,怒りなどを感じやすくならないように対応することが大切です。

 「認知症」の介護を家族や自分たちだけで抱え込み疲れ果ててしまう方が少なくないのです。医療,保険,福祉サービスを積極的に利用して,地域で介護を分担することも大切でしょう。

(参照:認知症についてあなたは正しく理解していますか 監修 認知症介護研究・研修東京センター長 長谷川和夫著)
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