選 評
 この土田地区は、四御神地区などと合わせて昭和40年代から岡山市をはじめとする住宅開発が進んできたところです。既存集落と新しい団地が混在している中に「地区計画のルール」にそって関係住民の方がそれぞれ知恵を絞って建物の配置、植栽、駐車スペース、塀など申し合わせに従って進めてきた住宅団地です。変化に富んだ楽しい街が出来上がってきています。新旧の町並みが、今後どう成長して行くのか楽しみです。 地区内の電柱が無くなれば言うことはありませんが。
岡山市まちづくり賞銘板のデザインについて
 岡山市の「O」とまちづくりの「M」を基本として、光に照らし出された未来の岡山を立体的にイメージし、快適で優しく活力ある町づくりをめざす「岡山まちづくり賞」の銘板として、個性と風格を重視したデザインでまとめたものである。素材は耐久性と重量感と地域性を考慮して、ステンレス、シンチュウ、花こう岩(万成石)を使用した。城下町でありながら、おおらかな近代性を充分にひめた岡山市のイメージに重なる。
                                      デザイン制作
工 藤 美 子 (デザイナー)
受賞の意義
 岡山まちづくり賞には、「完成後3年以内に応募すること。」という制約があるため、他の、スポーツや芸能の世界では、新人賞にあたるものだと思います。一生に一度しか受け取れない賞の重みをずっしりと受け止め、審査員の期待に応えられるよう、地域住民の方が一体となって来MVPやグランプリがとれるように成長していけたらいいと思います。