大神神社

幼いころ読んだ「因幡の白兎」は、「最後まで気をつけなさい」というずっしりと重い言葉として、今も心にある。
白兎を助けた神様が大国主神(おおくにぬしのかみ)で、神話伝承をまとめた「古事記」にある国づくりの神であることは、後に知った。
大神(おおが)神社の拝殿に祀られている大国主神を含む四柱(はしら)の神々は、千年以上も昔からこの地の米作りにかける人々の願い、苦労、感謝、心のよりどころを受けとめてきた。

大神神社は、平安時代のはじめ全国の
神社を記載した延喜式神名帳に
大神神社四座と記されている式内郷社。千年以上前から旧四御神村一円の氏神。.
.祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)、大穴持神(おおなむちのかみ)、少毘古那神(すくなひこなのかみ)、
三穂津姫神(みほつひめのかみ)。
大神神社の南へ650mの道を馬場道といい、両側には大きな松の並木があり、
明治になるまでお宮の参道だった(有森宮司談)。
入口に大きな石鳥居がある。
大神神社の四座        ( 拝画 北嶺 )
大物主神
(おおものぬしのかみ)
少毘古那神
(すくなひこなのかみ)
三穂津姫神
(みほつひめのかみ)
大穴牟遅神
(おおなむちのかみ)
因幡の白兎を救った大国主神。
国土を治めた大王。
奈良県桜井市にある
三輪山の大神(おおみわ)神社の祭神。
大黒天ともいう。
医療、禁厭(きんえん・まじない)の神。酒の神。大国主神に協力して国づくりをした。 大国主神の妻多紀理姫(たきりひめ)。宗像(むなかた)神社の祭神。
木之花開耶姫(きのはなさくやひめ)ともいう。
大国主神の別名。

(有森宮司のお話をまとめました。)

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