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15.新緑の富村を歩いてきました @〜C種 【平成20年5月8日(木)】  

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ゴールデンウィークに鏡野町富村を訪ねました。春の遅い中国山地では、県南より3週間ほど遅れて、今いっせいに若葉が芽吹き、山道では可憐な野草に出会うことができました。(森本章男)

@ 「イワウチワ」(イワウメ科)
 中国山地には所々に群生地がありますが、岡山県南では見ることができません。ピンク色に輝く花に出会ったときには、本当にうれしくなります。緑の光沢のある葉は、うちわの形に似ています。

A 「ショウジョウバカマ」(ユリ科)
 雪解けの後や、水がしみ出すような斜面など、湿り気の多い場所に見られ、春を告げる花のひとつです。適応性が広く、低山から高山まで見られます。名前の由来は、冬を越す赤い葉がロゼット状に広がるところを袴に見立てたのでしょう。

B 「オオタチツボスミレ」(スミレ科)
 全県下で見られるタチツボスミレに良く似ていますが、茎が長く伸びて丈がより高くなります。県北部の山地などで見られ、南部で目にすることはありません。ちょうど今が見ごろのようです。

C 「シハイスミレ」(スミレ科)
 花の色が赤みの強いスミレです。葉の裏が紫色を帯びていることから、「紫背」(しはい)という名がつけられました。県南部で見るものは小さくてきゃしゃな株が多く、写真のような見栄えのするものには、なかなかお目にかかれません。

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