なかい列伝
中井は気候風土に恵まれたことに加え、先人たちの努力により、歴史書に名を残す名士を輩出しています。この先人の足跡に学び、後世に引き継いでいきたいと思います。
大森保救(藤左衛門)
1787・1・25〜1846・1・4(天明7〜弘化3)
氏は天明7年正月25日、本郡高島村大字中井に生れ、藤左衛門と稱す。人と為り才穎敏達風格あり。少にして吏事を習ひ、享和3年中井村里正と為り、文政6年御神村里正を兼ね、明年上道郡大保正となる。天保5年特に氏を稱し、二刀を帯ぶることを許さる。弘化3年正月4日病歿す。享年60才。
大正11年3月3日発行『上道郡誌』より
※氏は天保12年(1841)祗園総社宮へ鳥居を寄贈。