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第4回  洋画家  :  江浦  進さん (2003/3/16)

■本名:江浦進

■画名:Susumu Eura

■生まれ:昭和6年11月生まれ

岡山市海吉に江浦家の長男として生をうけた。

昭和32年にNHK岡山放送局に入り、水島コンビナートの石油流出事故、荒れた日教組大会などの大ニュースの現場をはじめ、放送・技術・営業の各部門を車両担当者として支え、昭和63年に定年退職した。

在職間、 岡山市立南高校から岡山大学を卒業した、まさに苦学力行の人である。

江浦さんが、そもそも絵筆をとったのは昭和39年というから氏が33才のころで、局のレクリェーションで仲間とともに大山へスケッチ旅行に出かけたのがきっかけだという。

幼少の頃から「ツーちゃん(氏の戸籍名は「進」と書いて「ツトム」と読むのでこの愛称がある)は絵がうまい」などという話は聞いたことがなく、氏が今日洋画界で一家をなしえたのは天賦の才能というよりも、むしろ「挑戦」をモットーとする氏のあくなき努力の成果、自己啓発の開花だといえよう。

 

 

氏の油絵は、鮮やかな青と白を大胆に使う独特の画風で、昭和40年代から岡山県美術展覧会(県展)で山陽新聞社賞や県教育長賞を次々に受賞、日展にも何度も入選しており、現在は県展は「委嘱」、中央画壇では洋画壇の重鎮森田茂画伯率いる「東光会」の正会員である。

現在は自宅にアトリエを構え、折に触れ興に乗じてキャンバスに向かうかたわら、十数年まえにはじめた社交ダンスを夫人共々楽しんでおり、古希を迎えてから日本ボールルームダンス連盟の認定試験にも合格し、公民館などでインストラクターとしても活躍している。

(「Network NHK 2001年12月号の記事から一部引用)

(取材:小野田 写真:岡崎)

 

 

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