<武富 豊さん>


 

このたび、総合型地域スポーツクラブ「百太郎夢クラブ」を設立しその中心で活躍される天満屋陸上部監督武富豊氏を三野町内のご自宅に伺い、ご自身のこと、次々優秀な選手を輩出される監督の信念と生活のご様子など、そのほか有益なお話を聞かせていただきました。

  出身地は

 「佐賀県です」

  監督ご自身の陸上歴で、始められた頃の学年と動機は?

 「始めたのは中学一年からで、小学校のマラソン大会で上位になれたことで、自信がつき、やってみようという気になりました。」

  ご自身の競技生活の思い出で、楽しかったこと、つらかったこと、そこから感じたものは・・・・

「楽しかったことは、夢や目標だったことが、努力の結果、近づくことが出来たことですね。
つらかったことは特にありませんが、絶好調のときに足の故障で、一年半思うような練習が出来ないときはつらかったです。」

  ご自身の健康管理のために、留意されている食生活や身体トレーニングは・・・・

「朝5時起床し,選手が朝練習している間に,約2時間歩いたり走ったりしています。」

  監督としての年間スケジュール(海外合宿はどのくらい)と、日本と海外での生活の違いを、どのようにコントロールしていらっしゃいますか?

「例年は3ヶ月程度ですが、昨年はオリンピックに備えた合宿が多く約4ヶ月でした。生活の違いは英語が話せない程度で、食事も日本食なのでトレーニングは日本でも海外でも変わりません。」

  趣味は・・・・

「付き合いで、ゴルフを楽しむ程度で、特にありません。」

  生きがいは・・・・

「自分が選手のときは陸上競技を通じて多くの方に指導していただき、助けてもらいました。今後は陸上に夢を持って取り組む選手の手助けをすることです。」

  次々と順調に選手を育てていらっしゃいますが、常々、選手に対してのモットー、或いは座右の銘のようなお言葉は・・

「自分の可能性を自分で工夫し、試せることが楽しい競技です。われわれスタッフは、工夫する選手の手助けをするパートナーです。」

  選手とは実の父親より接する時間が多いと思われますが、特に生活上留意していることは?

「選手であるとともに、立派な社会人であってほしいので、トレーニングの間には職場にてそれぞれの仕事に従事し、いろんなことを学び経験を積み、いづれ社会に出てひとり立ちしても、戸惑うことのないように指導しています。」

  今年は岡山国体の年でありますが、地元としての抱負をお聞かせください。

「県をあげてのスポーツの祭典ですが,陸上で天満屋の選手が出場できる種目は、成年女子5000mとハーフマラソンです。特にハーフマラソンは優勝させて岡山に貢献したいと思っています。」

  当地、三野にお住まいになられてのご感想とご希望があれば、忌憚のないご意見をお聞かせください。

「三野地区は、三野公園、旭川河川敷、半田山植物園、三野水源池など水と緑豊な土地なので、たいへん気に入っています。道ですれ違う登校中の学童に、つとめて声をかけるようにしています。」

  本日はご多忙中にもかかわりませずお時間を割いていただいき、ありがとうございました。
      三野町内あげて、監督のご健康とご活躍をお祈りしております。

                                                 取材責任者:田中絹子