メアリー・マックリモンさん
      ー岡山で犬とともに47年ー    

平成18年1月1日、戌年のお正月を迎えた
岡山動物愛護会会長メアリー・マックリモンさん(83歳)と愛犬「花子」。
 
 戌年にちなみ、
 犬とともに47年間過ごしてこられた岡山動物愛護会会長のメアリー・マックリモンさん
 (現在北方在住)を取材しました。
                                      
                     メアリー・マックリモンさん

   カナダ生まれのマックリモンさんは1959年天皇陛下様が美智子皇后様とご成婚され
  た年に岡山大学に外国人英語教師として赴任され、同大学の外国人教師官舎に住ま
  れました。

   当時、官舎の裏は竹やぶだったそうで、犬や猫がよく捨てられていました。
  赴任したばかりのマックリモンさんでしたが、動物愛護精神から哀れな泣き声の捨て猫
  や捨て犬をほっておけませんでした。

    捨てられた犬は捕まえて保健所に連れていけば引き取って処分してくれますが、
  当時、岡山の保健所で処分される犬の扱いは酷くて、マックリモンさんには許し難いもの
  だったようです。

   マックリモンさんら動物愛護会の方々の粘り強い要望で、現在は行政にも動物愛護
  精神が行き渡ってかなり改善されてきました。

   捨てられた犬猫を連れて帰って、飼ってもらえそうな犬猫は写真を撮り、里親さがしの
  ために、山陽新聞の投書欄に何度も投稿したそうです。病気だったり、難しくて誰にも
  もらってもらえない犬猫はマックリモンさんが引き取って飼い、その数は多い時には20
  匹にもなっていたそうです。

   山陽新聞に投書しているマックリモンさんの記事を見た、同じく捨て犬猫に問題意識を
  を持っていた何人かの人達が、マックリモンさんに連絡をし、話し合って、岡山動物愛護
  会を立ち上げられ、マックリモンさんが会長になられました。

   機関誌「おもいやり」を発行して、動物に対する正しい知識や飼い方の啓蒙や里親さが
  しをしたり、里親が見つかって、幸せになった犬猫の紹介をしたりしています。
       
   現在、マックリモンさんは83歳の高齢になられ、骨折したことで、足がご不自由になら
  れて、4匹の犬と北方に住んでいます。

   犬猫に対してだけでなく、すべての人にもおもいやり溢れる優しい心は今も変わってい
  ません。

   マックリモンさんは日本を愛していて、「日本の昔話には花さかじいさん、浦島太郎、
  桃太郎など、おもいやりある人と動物との心優しい話がたくさんあります。
   また、日本の寺院の大きな屋根や深い庇の建築を見ると日本人の深い心を現している
  ようです」と言われます。

   マックリモンさんと話すと何か温かい心に触れて、感銘を受けます。              
                                         (取材:大和田 黎子)
  
動物に対するおもいやりが溢れた岡山動物愛護会機関誌の「おもいやり」
「おもいやり」の表紙
「おもいやり」から一部抜粋
「おもいやり」裏表紙
人と共にいて、人を癒し、人の役に立つ犬。(マックリモンさんの切り抜き集より)
マックリモンさんは犬や動物の新聞記事があったら、小まめに切り抜き保存しています。