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吉備の人々
People2. ご先祖は、犬養木堂の竹馬の友!

次田泰裕さん 【古民家ギャラリー主催】

 古民家ギャラリー「竹馬の友」は、木堂記念館の「木堂こみち」沿いにある、築200年の古民家。お隣は、旧吉備町で町長を五期務めた高木潤氏の家である。主催する次田泰裕さん(60)は、ご先祖が犬養木堂と竹馬の友で、その末裔である第13代(?)当主という家系図を持つ。
 「古い物にはロマンがある」と幸せそうに語る次田さんは、実は愛媛大学客員教授で工学博士というまったく別の顔も持つ。日本におけるレアメタル研究の権威でもあるのだ。「僕はね、人がハッピーになることが大好きなんですよ」最先端の科学者と、古い物をハッピーに語りたい人は、ぜひ一度暖簾をくぐってみる価値があるだろう。
 「竹馬の友」は、木堂直筆の掛け軸にあった“高木鹿右衛門氏と吾竹馬の友也”の記述に由来している。その軸をはじめ、木堂ゆかりの品々や古い農機具、御駕籠、古書籍など多彩な展示品に加え、「創作屋じじばば」の温もりのある人形と、懐かしい風景のジオラマセットも展示されている。また、オーダー家具の横山工房の展示ギャラリーにもなっているなど、行く度に何度でも楽しめそうな「竹馬の友」、お訪ねの際は要予約。(080-1907-2240)

logo「竹馬の友」ホームページ:
chikubanotomo.jp

 

次田氏がまとめられた
「竹馬の友」物語(PDF)

右が次田氏、左はたまたま遊びに来ていたお友達の
イタリア人「シモーネ・サンナ」(ローマ大卒の物理学博士 ! )
創作屋じじばばのジオラマセット展示中
木堂先生ゆかりの品々
江戸時代末期の御駕籠 オーダー家具の横山工房ギャラリー