平井市営住宅

=1961(昭和36)年2月13日撮影=

 いま平井小学校(平井4丁目)がある辺りはかつて「三万坪」と呼ばれた区域の一角でした。「三万坪」では戦後の食糧難の時代、食糧増産を目的に広い畑が広がっていました。そこに小学校が開校し、学校の北に木造平屋の一戸建て市営住宅30戸が建設されました。その後続々と住宅が建ち並んで大きな住宅団地が誕生しました。

撮影当時は急ピッチで宅地化が進み、八百屋や美容院なども開店していました。山陽新聞によるとこのころ約300戸の住宅があったといいます。中央の道は、老人ホーム「友楽園」(昭和31年新築)の北の道路のようです。道沿いにはオートバイや電気器具の看板も見えますね。

「友楽園」付近で撮った現在の写真=右=と比べてみてください。(古い写真は山陽新聞提供)

昭和36年2月13日の画像 平成21年11月29日の画像
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