2016(平成28)年5月17日(火)

 平井すずらん交流会の例会が5月17日(火)に東山公民館で開かれ、宇垣匡雅県古代吉備文化財センター所長から、平井で出土した「卑弥呼の鏡」について話を聞きました。

講師の宇垣古代吉備文化財センター所長

 昨年秋、新聞に報道されて話題になったもので、「卑弥呼の鏡」として知られる「(さん)(かく)(ぶち)(しん)(じゅう)(きょう)」が江戸時代の平井村の古墳から発掘されたことを記した古文書が見つかった、というものです。

 残念ながら実物はありませんが、平井西山(109号)古墳から村人「久蔵」が発掘。それを平井村の吉岡繁址(庄屋などを務めた吉岡家の人)が文書に記したとされます。同じ時に別の人物が記したと思われる文書がもう1点見つかったそうです。

「卑弥呼の鏡」と呼ばれる
「三角縁神獣鏡」

 平井西山古墳は、現在の山陽学園大学の北西に隣接した場所にあった古墳(全長76m、前方後円墳)ですがいまはなく、墓地になっているそうです。

 古代大和政権と吉備勢力とのつながりを示すといわれる「卑弥呼の鏡」が平井から出土したという話に、参加者は興味深そうに聞き入っていました。


「卑弥呼の鏡」の話を熱心に聞く皆さん


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