見守り新鮮情報 第385号 2021年2月2日
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◇発行:独立行政法人国民生活センター◇
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           薬の包装シートの誤飲に注意
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<事例1>
薬を包装シートから取り出したつもりが、シートがついたまま飲んでしまった。 のどに痛みとひっかかりがあったので、病院を受診し、内視鏡で食道にあった 包装シートを取り出してもらった。(80歳代 男性)
<事例2>
薬を包装シートごと飲んでしまった。病院を受診し、内視鏡で取り出してもら ったが、食道に傷があり入院した。(90歳代 女性)
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<ひとこと助言>
☆薬を包装シートごと誤って服用してしまう事故が起きています。包装シート は誤飲防止のため、1錠ずつ切り離せないように横か縦の一方向にのみミシ ン目が入っています。はさみなどで1錠ずつに切り分けないようにしましょ う。

☆包装シートは切り離すと角が鋭く、誤飲すると消化管を傷つけ、穴があいて しまうことがあります。また、シートの素材はX線撮影でも写りにくいため、 発見が遅れて重症化することもあります。

☆飲み込んだ自覚がなくても、のどなどに違和感があり、誤飲が疑われる場合 は医療機関を受診するようにしましょう。日ごろから休日、夜間に受診でき る医療機関の連絡先を確認しておくことも大切です。

イラスト入りリーフレット(PDF形式)はこちらのURLからご覧いただけます。
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mglist.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、医療機関ネットワーク事業に参画している医療機関からの情報をも とに編集・発行しています。


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