災害・公害のおそれ
高梁川洪水時の危険性 足守川洪水時の危険
岡山西インター 鬼の城ゴルフ場
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高梁川洪水時の危険性

  高梁川は旭川・吉井川とともに岡山県を三分する大河川の一つで、新見市から高梁市に至る沿岸は石灰岩地帯であって川岸は急峻な壁をなし、川が若く水勢が強いため洪水が絶えない、明治に入っても数年おきに氾濫を繰り返し、特に明治26年10月の未曾有の大洪水は沿岸諸村の堤防が決壊し二万二百町歩に及ぶ田畑に浸水の被害をもたらし、千余人の人命を奪った。
 この大洪水を契機として、明治40年から内務省直轄工事として18年かけ大正14年に大改修工事が完成し現在の姿となる。
 しかし、昭和55年8
月の集中豪雨のときは、堤防の決壊こそなかったが、上流ダムの放水
等に多くの問題を残した。
 平成5年11月に建設省が発行した「洪水氾濫危険区域図」によると、
昭和60年5月25日の集中豪雨町内の冠水 土合橋の増水
昭和60年5月25日の
集中豪雨町内の冠水
土合橋の増水
概ね150年に1回起こる大雨で2日間の総雨量が284mmの洪水により高梁川の堤防が決壊した場合、福崎地区は2m以上浸水する区域に入っている。 昭和55年8月の集中豪雨は137mm降ったので、この1.81倍降れば2m以上浸水することになる。
 昭和60年5月の局地的集中豪雨豪雨による冠水は前代未聞とのことであった、原因は近年の山林や農地開発によるものと思われる。
 対策としては、「来た水は早く逃がす」施設を作ることである。
平成5年11月に建設省が発行した「洪水氾濫危険区域図」



足守川洪水時の危険性

 毎年1〜2回堤防決壊の恐れがあった洪水も、足守川と黒谷池の大改修
足守川改修中 前期 足守川改修中 後期
足守川改修中 前期 足守川改修中 後期
黒谷池
    黒谷池
により、今のところ災害は起きていない。
 しかし、黒谷池が溢れるほどの大雨があれば、大災害が起きる恐れがある。 黒谷池の貯水能力など調査したいと思っている。

大正・昭和の災害記録は調査中

岡山西(岡山・総社)インター

 昭和50年頃から岡山市と総社市にまたがる広大な土地に岡山市のゴミ処分場がつくられました。産業廃棄物、粗大ゴミなど総てのゴミで5〜6年で満杯になりました。  
土盛りの状態 土盛り撤去中
土盛りの状態 土盛り撤去中

 その間、強烈な悪臭と野犬・カラスに悩まされ続けました。
 
 山陽自動車道の建設が始まり、この山は高速道路用に運び出されました。ゴミは相変わらず強烈に臭いにおいを出していました。このゴミの上に土を盛っただけ岡山総社インターが出来上がりました。岡山道は高架になっており、開通してから岡山県西北部からの救急車がサイレンを高らかに鳴らして通るため、大きな音でびっくりすることが度々でゴミ公害の次は騒音公害と続いています。
 今後の心配はインターからしみ出る汚染された水の公害です
 しかし、家から5分で行ける、岡山西インターは関西、九州、山陰、四国の分岐点に近く大変便利になり車で行く旅行を楽しんでいます。

鬼の城ゴルフ場

 15年9月24日
 鬼の城ゴルフ倶楽部を経営する岡山リゾート開発は15年9月24日、岡山地裁に民事再生法の適用を申請し、財産保護命令を受けました。
 負債総額は164億円です。営業は継続します。

 ゴルフ場建設に伴い、総社市との開発協定書防災に関する特約として生石地区協議会との協定書があります

 協定書(抜粋)
 岡山リゾート開発株式会と鬼の城ゴルフ場建設対策生石地区協議会は、ゴルフ場の防災工事、農薬問題の保障等について次のとおり協定を締結し、岡山市はこれを確認した。

 鬼の城ゴルフ総社市東阿曽・奥坂地内に鬼の城ゴルフ倶楽部は、平成3年にゴルフコースが18ホールズ6,845ヤード、パー72のゴルフ場をオープンした。
 自宅から北北西3qのところにあります。建設工事に先立ち、平成元年6月、岡山リゾート開発株式会社が地元各町内会に環境影響評価調書概要書について説明会を開いた。
 環境の現況と影響・予測・評価及び保全対策などのうち、農業用水の汚染が関心事であるので、後日のデータと比較するため関係分を抜粋します。
自然環境の中の水象(環境の現況)
 計画地は、二級河川笹ケ 瀬川の一次支流の中で最も長い流路を有する足守川の水系に含まれている。計画地のほぼ中心と東端を南北方向に分水界が走っており計画地の大部分が足守川支流の血吸川の流域に、一部が足守川の流域になっている。血吸川は砂川と合流した後、足守川にそそぎこむ。計画地の南側には水田が多く、主として足守川の井堰や十二箇郷用水によって、賄われているが、比較的大きなため池によっても賄われている。(私の田圃もこの中に含まれる
(環境保全目標)
 計画地の流域変更は原則的に行わず、周辺地域の治水、利水に悪影響を与えないなど、自然環境の保全上支障を生じさせないこととする。
(環境への影響予測と評価及び保全対策)
工事中及び工事後の流域変化は出来るだけ行わず、調整池を適所に早急に配すことによって現状の水系が維持できるよう計画しており。また、調整池の調整能力は十分な安全率を見込んだ設計となっている。
生活環境の中の水質
(環境の現況)
 計画地周辺での岡山県公共用水域測定地点としては、足守川の国道180号との交点である生石橋下流地点がある。この地点は環境基準A類型に指定されており、平均的には環境基準を維持している。
 これとは別に、計画地付近の河川や、ため池等の8地点で昭和63年5月、8月、11月の三回水質調査を実施した。
調査データ省略
結果を見ると足守川生石橋の南は、河川環境基準が維持されており、血吸川中筋町内も十分に維持できている。
(環境保全目標)
 足守川については、特に前川合流点より上流側及び血吸川全域で河川環境基準A類型相当が維持され、農業利水上支障を生じさせないことを環境保全目標とする。
(環境への影響予測と評価)
 水質へ影響を及ぼす要因として、クラブハウス等からの汚水処理水、施肥による窒素・リン、さらには散布農薬が考えられる。
 汚水については、処理水の全量が血吸川及び足守川に流出した場合を想定し、予測を行い。NO1は血吸川中筋町内 N05は足守川生石橋の南の畑田町内、両地点とも、A類型の水質を維持でき、環境保全目標を達成できる見込み。
 窒素・リンは、降雨や汚水にも含まれており、これらを加味して施肥を行った場合の計画地からの流出水の濃度を予測すると、窒素は計画地外の流域水がこれと混合することになるので、下流域ではさらに希釈され、影響は少なくなるし、農業利水上支障はないと考えている。
 計画地下流水側の水田地帯は、大きく分けて足守川廻り渕井堰、池ノ子池、十二箇郷用水の掛かりになっており、通常は計画地からの影響は考えられないが、大雨の時の余吐水及び渇水時の充当水等による影響が心配される。
(環境保全対策)
 岡山県の「ゴルフ場における農薬の安全使用に関する指導要綱」を遵守すると共に、気象情報の収集や学識経験者による指導を受け、下流側への影響が生じないょう二重・三重にチェックしていくこととする。
 下流に位置する無農薬野菜栽培地区への影響が生じないよう、水質調査地点を設け、定期的に検査を行い、事前の把握を行うと共に、影響の発生を未然に防止して行くものとする。

その後の状況

 今回ホームページを作るに当たり、定められた調査地点の測定データを探したが、今のところ入手出来ない。

 平成10年12月10日の県議会において「足守川で採取した魚12匹のうち5匹に奇形が見られた市民グループの調査がある。同川は廃電線野焼き現場に野積みされた焼却灰から高濃度のダイオキシンが検出された同市粟井の下流で、超微量の化学物質による汚染が進んでいることを示しているのではないか。その原因と対策はどう考えているか」と質問した。 
 石井県知事は「奇形魚が発生した原因を特定するのは非常に困難と云われている。また超微量の化学物質と奇形魚との因果関係は明らかでない。今後、科学的知見と情報の収集に努めたい」と答えた。
 奇形魚の調査は「足守川の水を守る会」が11月末、足守地区などで実施。採取した12匹のオイカワのうち5匹の背骨が曲がるなど奇形魚であったという。


その他
昭和60年の集中豪雨による冠水状況
昭和60年の集中豪雨
による冠水状況

 山の上処分場 足守川の水源の一部であるため水質汚染が心配される。
 岡山空港 滑走路延長による大型ジェット機の騒音公害が心配される。
 伊勢田水路  総社市大崎までが完成することにより、町内の浸水区域が増大する恐れがある。

 以上については資料がそろい次第発表します。


 このページには冠水している写真を沢山載せていますが、数十年に
一度の事象です。



鳥取西部地震について 
12年10月7日の日記より
 6日の地震の際は、多くの方から見舞をいただきありがとうございました。
 3人が勤めに出た家では、愚妻と二歳の孫の二人だけでした、幸いなことに外に出て近所の子供達と遊んでいたそうです。
激しい地鳴りとともに揺れだし、外から見たわが家の揺れは凄かったようです。

上の孫は幼稚園で運動会の練習中で、避難用のループ滑り台が凄く揺れたと言っていました。
恐怖心がなかったのか危機感は感じていないようでした。

私は9階建てビルの7階におり立ち上がれないほど揺れ、腰が抜けるほどビックリしました。
軟構造のビルは途中階がよく揺れるようになっているそうですが、特別強く揺れた感じでオンボロビルではないかと思えた。

我が家の近隣一帯は弥生時代からの居住地で、昔から天災に強く、今回も実害が無く一安心しているところです。

阪神大震災では沢山の教訓をいただいたが、この地方では絶対起きないと思っているのでなにも備えをしていません。
しかし、今回のような地震が来れば、阪神と同じようになる可能性があります。

神戸で経験人たち実際に役に立った物の
ベスト10は、懐中電灯、食料品、ラップ、ビニール袋、小型ラジオ、トイレットペーパー、電池、ウエットティッシュ、手袋・軍手、小銭であった。ほかに、持病のある人の薬、赤ちゃんのミルクやおむつは入手が難しくなるので、普段からの備えが肝心ということでした。
今回を教訓に、最低限の備えとして準備しておきます。

平成15年1月12日の町内会通常総会で「福崎町内会自主防災会」を発足させました

岡山では57年ぶりの震度5
6日の鳥取県西部地震で、瀬戸内地方も激しく揺れ、岡山、広島、香川の三県内でも震度5を記録した。
岡山市では1943(昭和18)年に起きた鳥取地震で震度5を観測して以来、57年ぶりの大地震となった。

岡山県内で観測した震度4以上の地震(岡山地方気象台調べ)
発生年月日 震度 震央地名 地震名 規模(M)
1905(明治38)・6・2  4 安芸灘 芸予地震 6.7
1909(同42)・8・14 4 滋賀県北東部 姉川地震 6.8
1909(同42)・11・10 5 宮崎県北部 7.6
1927(昭和2)・3・7 4 京都府北部 北丹後地震 7.3
1934(同9)・1・9 4 徳島県西部 5.6
1943(同18)・9・10 5 鳥取県東部 鳥取地震 7.2
1943(同18)・9・10 4 鳥取県沖 鳥取地震余震 6.0
1946(同21)・12・21 4 紀伊半島沖 南海地震 8.0
11952(同27)・7・18 4 奈良県中部 吉野地震 6.8
1968(同43)・8・6 4 愛媛県西岸 6.6
1995(平成7)・1・17 4 淡路島 兵庫県南部地震 7.2