福崎町内会 世帯加入率NO1町内会
テーマ 「少数世帯町内会の取組み」
自己紹介 多田正人 福崎電子町内会々長 福崎町内会々長
高松パソコン倶楽部会長
萩原節子 実務副責任者 生石学区婦人会々長
総合説明
福崎町内会は高松地区(高松中学校区)の連合町内会にあります。
福崎は千年前頃には海岸地帯になっており、海は「吉備の穴海」といって いました。
弥生時代中頃から大陸との交渉があったとともに、渡来人の定住もありました。
この付近が高地性集落の要地であり、海岸線の集落の地名として福崎がありました。
福崎町内会は江戸時代に43戸でした、現在が53戸です。
江戸時代からの家族が、分家などで増えて、現在の戸数なったといわれてい
ます。
現在は、岡山自動車道の岡山総社インターまで3分で行け、交通が便利になっています。
町内会は農地振興地域に指定されている調整区域で、閑静な農村地帯です。
第二種兼業農家の多いところで、農地を持っている人がほとんどですが、主
な職業はサラリーマンです。
このようにサラリーマンが多く、勤務の関係で公民館などで行なわれている
パソコン講習会に行けない状況にあります。
このため、平成14年に福崎公会堂でパソコン勉強会をしました。
続いて、岡山市では初めての福崎公会堂での出前講習会を行いました。
以後、年賀ハガキ講習を含め、年2〜3回の講習会をしています。
福崎電子町内会のホームページは、平成15年2月17日にスタートしました。
それ以前は個人のホームページで、平成10年11月から公開していました。
電子町内会々員は53戸中21戸で加入率(40%)です
世帯数67世帯、人口203人です。3世代同居などが多く戸数は少なくなっています。
パソコンが使える家庭は、すべて加入しています。
後は高齢者のみの家族が多く、これ以上に加入率を向上させることは困難な状況です。
このため、高齢者の子供等の家族が遠隔地にいるときは、家族会員として加入してもらい、家族同士の情報交換を増やすと同時に、電子町内会の情報交換もお願いすることにしています。
◎ 電子町内会に参加した理由
福崎は岡山市南部の福島地区にあると思われています。
郵便もよく間違って配達され、かなり遅れて着いていました。
弥生中期ごろからあった、福崎を一層PRするにはホームページがよいと思い、平成10年11月から個人のホームページで公開していました。
その後、岡山市が電子町内会システムを設立したので、広範囲に広報するため、直ぐこれに入会しました。(平成15年2月17日入会)
◎ 通信環境が悪い中での工夫
福崎はNTT局から3.5Km位離れています。光ケーブルもケーブルテレビ回線もありません。
ADSLの1.5MBに加入しても0、6MBにしかなりません。
また、初心者が多くメール通信だけ行なうため、ダイヤルアップの人が多くいます。
このため、福崎町内会のホームページは軽いページにしています。
トップページは特に軽くし、ほかのページに早く行けるようにしています。
広報ページにはパスワードなど使わず、早く入れるようにしています。
福崎町内会のホームページを訪れても、電話代が高額にならないように工夫しました。加入会員21戸の内訳は
(ダイヤルアップ 12戸 ISDN 2戸 ADSL 7戸)です
新しくインターネットに加入する人には、希望する使い方を聞き、事例等を詳しく説明し、希望の方式に加入するよう会員達がお手伝いをしております。
◎ ボランティアでIT講習
町内の人は岡山市と総社市内に勤務しているが多く、勤務後に講習会をし
ている高松公民館などは時間的に遠くて行くことが出来ません。
そこで福崎のボランテイア講師が、福崎公会堂で相談会や講習会を実施しました。
現在は岡山市の講師が派遣される講習会が行なえるようになったので、市と町内による二通りの講習会を行なっています。
今年は岡山市が2コース、福崎は年賀ハガキと1コースを行ないます。
福崎だけでなく高松地区として活動してはという要望が出たため、講師
をしていた人たちが、パソコン利用者のレベル向上を図ることで「高松パソ
コン何でも相談会」を平成15年3月に発足させました。
この組織は高松公民館のもとで、相談会は毎週土曜日の午後4時から
6時までの2時間とし、当初8人の相談員が担当していました。
その後、岡山市の講師が行なっていたパソコン講習会がなくなるというこ
とで、相談会のメンバーを中心に、平成16年1月からパソコン講習会の準備に入り高松パソコン倶楽部を立ち上げました。
現在、メンバーは17人になりました。
高松公民館のパソコン講習会は平成16年6月から始まり、平成17年6月までの予定が出来ております。
講習は1コースの講師1人、副講師1人、補助講師8人合計10名で行っています。
これらは相談会の会員全員がボランティアで行なっています。
◎ 電子町内会をやってよかったこと、感じたこと
福崎はほとんどが米作り農家でした、昔は人力の為、家族全員で農作業
をしておりました。
現在は機械化の為1人で短時間で出来ます、管理も除草剤や肥料も年に
1度で、収穫までほとんど作業がありません
このため、過去は農業が本業でしたが、今はサラリーマンの副業になってしまいました。女性の農作業もなくなってしまいました。
今は、いろいろと趣味を広げている人が多く、パソコンをする人も多くなりました、特に女性が多いです。
サラリーマンの方は、家に帰るとなかなか勉強が出来ません、このため講習会を希望する人が多くいました。
町内会は個々に希望を聞き勉強会を開きました。
そして講習会方式にしました。町内の方には1コースを三回受けないと十分に理解できないと言い、受講の機会を増やすようお話ししています。
その後、岡山市では初めての夜間出前講習をして下さいました。
その結果、夜間の講習会や勉強会も多くなりました。
サラリーマンで町内の付合いがなかった人達も、電子町内会に入ったことでいろいろな情報が入るようになり、町内会相互の連絡が非常に良くなり
コミュニケーションがとれるようになりました。
特に町内会が行なう、清掃や草刈などのボランティア活動に参加される方が多くなりました
また、女性同士の連絡網が確立され、町内会活動が活発になりました。
遠隔地にいる高齢者の家族との情報交換については、現在交渉中でそのうち実施できると思います。
そのときは地元の人と同じように、書込み等もしてもらいます。
最終的には福崎町内会の回覧板を電子回覧板にします。
以上
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